こんにちは、訪問リハビリのパート勤務と個人事業を営む理学療法士のなつ子です。
さて、先日知人からこんな質問をいただきました。
訪問リハビリのパートって、1日のスケジュールはどんな感じなんですか?なつ子さんは完全件数制だと思うんですけど、リハビリ以外にやらないといけない業務はないのですか?
私の1日のスケジュールは下記に貼り付けしておきます。そして、パートとはいえど、リハビリ以外の業務もあります。件数制なので、リハビリ業務以外の仕事は原則無給になってしまうので、なるべく時間(※1)をかけない様にしています。
【訪問リハビリ】パート理学療法士な私の1日のスケジュール
7:00 起床
7:05 朝食&お弁当の準備(前日に作ったものと冷凍を詰め合わせたシンプルなもの)
7:30 旦那出勤&仕事の準備
8:00 食器洗い&片付け&洗濯機予約
8:40 自宅を出る(事業所の車で直行直帰)
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9:00 訪問リハビリ1件目(60分)
10:20 訪問リハビリ2件目(40分)
11:20 訪問リハビリ3件目(40分)
12:20 昼休憩
13:30 訪問リハビリ4件目(60分)
14:50 訪問リハビリ5件目(60分)
16:10 訪問リハビリ6件目(40分)
17:20 調べ物&書類業務(※1)だいたい30分くらい
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17:50 帰路へ(必要であれば買い物へ:その場合は帰宅が30分くらい遅くなる)
18:10 帰還、洗濯物干し(ほとんど乾燥機に入れちゃいます)
18:30 夕食作り
20:00 夜ご飯食べる
21:00 入浴
21:30 乾燥機に入れた乾いた洗濯物を畳む
21:40 髪乾かす
22:00 自由時間(大体You Tube見るか本読んでます)
ご覧になっていただけるとわかると思いますが、1日で働いている時間は常勤とほぼ変わらなかったりします。ただ、私の場合件数制のため、リハビリ以外の時間は自由にさせていただいているので、お昼の時間は大体カフェに行って休んでます。
事業所にいると、どうしても電話がなったり、誰かの会話に集中力が持っていかれたりします。そのため、昼は好きなところで休憩に専念すると言った感じです。
そして、私が非常勤らしいというところは、空いた時間は好きなところで過ごせたり、勤務日数が週に3日のみというところです。
ちなみに1日6件くらいこなすと、1日の収入は2万を軽く超えるくらいになります。
訪問リハビリ以外の時間に行う業務
- 訪問にまつわる連絡業務(利用者の体調変化など)スタッフ、ケアマネへ連絡
- 調べもの(勉強)
- 報告書
- 計画書
- 初回評価表(初めてみる方がいた場合)
いずれの項目も、10分以内に済ませます。大体は①と②を行うことが多いですが、特に何もない日は③〜⑤をこなすといったような感じです。
件数制の場合には、原則上記の様な業務に給与は発生しません。そのため、書類一つ一つに完璧を求めず、まずは完成を目指して取り組みます。あまり色々な内容を書いたりしません(逆にわかりにくいです)こだわりがあれば、完成した後に時間があまればという具合です。
私が理学療法士として比較的自由に働けている理由
自由に働ける環境を選ぶ
多分、一番大事なのはここじゃないかと思います。
例えば同じ訪問リハビリでも、時給制であれば空いた時間は拘束されてしまいますし、直行直帰が許されなければプライベートの時間を圧迫します。
自由に働くためには、下記のふたつが特に大切だと思います。
- 直行直帰が認められている事業所
- 件数制を採用している事業所
厳密には、他にももっと色々大切なことはあるのですが、それは別の記事でまとめているので、そちらをご覧ください。
そして、件数制については、1日に見る利用者さんの数で給与がガラッと変わってしまう点にご注意ください。
仕事はしっかり行う
パートだからといって、常勤より不真面目でいいわけはありません。提供するリハビリの質や、伝達業務は常勤以上にしっかり行う姿勢でいましょう。
むしろ、「あなたに常勤になってもらいたい」そう思ってもらえるくらい真面目に働いた方が何かと得だと思いますよ。
事業所と、常勤の方がいるから、非常勤やパートは比較的自由な働き方をさせてもらえます。日々感謝と敬意を忘れないことが大切です。
交渉ごとは信頼関係に応じて行う
「この仕事、こういう風にできたら、もっと効率良いのにな」
「どうしたらもっと働きやすくなるかな」
事業所に迷惑をかけない範囲で、自分の働きやすさを追求することは必要です。交渉ごとは基本的には自分から動かなければ何も変わらないと思ってください。
交渉ごとをする際には、相手方との信頼関係が構築されている必要があります。就職してすぐあれこれ言うのはあまりお勧めしません。信頼関係が崩れ逆に働きにくくなります。
こちらに有利に運ぶような交渉は時として事業所には不利益が生じることもあるので、あらかじめよく考えておきましょう。そして、その不利益を拭い去る対策も一緒に持っていけばことがスムーズに運びやすいと思います。もちろん、話すタイミングも大事です。
それでは、本日もご覧いただきありがとうございます。
「理学療法士として働いているけど、もっと自由な働き方をしてみたい」
「訪問リハビリで働きつつ、副業や事業に挑戦してみたい」
「常勤ではとても家事がままならない」
などなど、訪問リハビリのパートという働き方は、在宅におけるリハビリの仕事に関われるだけでなく、あなた自身の人生の可能性を見出してくれる場所だと思います。
新しい働き方をしてみたい、新しいことに挑戦したいあなたを応援しています。