これから、結婚を予定している理学療法士の方は、「結婚後、うまく生活していけるのだろうか…」と不安になる方が多い様に思います。
しかし、個人的には理学療法士共働きは大変なこともありますが、メリットも多いです。
本日は、理学療法士共働きのメリットを5選お伝えしています。
リスクヘッジ
理学療法士の収入上、夫婦どちらかが働くというスタイルは不可能ではないですが、かなりタイトな暮らしをすることになります。
そして、一番大変なのが、一方が体を壊してしまった時です。(理学療法士は本当によく腰を痛めます)
すぐ良くなれば良いですが、長引くとなると、失業手当はもらえたとしても収入は減ります。すると、同じ様な暮らしを維持することが難しくなり、必然的にもう一方が働きに出るということになります。
そんな時、ブランクがある理学療法士は採用されにくくなってしまうことから、窮地に立たされてしまうわけです。
理学療法士は、手に職がるということと、収入が安定していることから、家のローンを組むことが比較的スムーズに可能です。若い頃から家を購入する理学療法士は多いですが、そのようなリスク(体を壊してしまうリスク)を考えると、やはり一方だけの収入でやっていくのはかなり精神的にきついです。
どちらかが非常勤やパートであっても、臨床に居続けることができれば、もしもの時に常勤として雇用し直してもらうのは比較的スムーズに可能と思われます。理由は、常勤でも非常勤でも、主たる収益源であるリハビリを提供する仕事自体に変わりはないからです。
職業柄、相手の話をよく聞く様になる
理学療法士は職業柄、相手の話をよく聞きます。聞かないと信頼関係も気づけませんしね。
相手がどんなに間違ったことを言っていようと、まずは最後まで聞くという根性が自然と身に付きます。「相手の話を聞いた上で、自分の意見を良い、自分が思うベターな選択肢を伝える。」この習慣は対患者さんだけでなく、友達や家族との会話においても大切です。
パートナーと意見が食い違う時も、仕事でうまくいかない事があった時も、どんな時でも自分の話を真摯に聞いてくれる相手がいるのはとてもありがたいことです。
そのため、こういう点も理学療法共働きに伴うメリットといえます。
働き方に柔軟性がある
理学療法士は、住まいを問わず求人が充実しています。他の業界と比べて転勤もほぼなく、もし転勤することになったとしても、自分の働きやすい地域で検索すれば求人が見つかります。
それだけでなく、お母さん理学療法士の場合には、回復期や急性期などの動きの早い病院を除けば、非常勤やパートの求人も充実していることから、結婚を機に引っ越して兼業主婦にもなりやすい職業と言えます。
この柔軟性はとても大切で、その時の家庭環境によって働き方を変えられるのはとてもメリットです。
リハビリは診療報酬で時間当たりの料金が決められているため、パートや非常勤であっても給与が比較的還元されやすい職業だと思います。
体が痛くなった時に、メンテナンスし合うことができる
理学療法士の醍醐味、体が痛くなった時に相手にメンテナンスしてもらえるのはとても嬉しいです。
個人的にもっとありがたいのは、普段何気なく行なっている動きや癖を指摘してもらえることで体の痛みを未然に防げるという点です。本来体に痛みが出る前に何らかの癖がありますからね。
中々自分の姿勢を見たり考えたりすることって少ないと思うんですが、理学療法士夫婦だと、お互いに評価しあってリハビリできるのは最高です。
職場が違えば、別の分野の事を学べる
あなたのパートナーが、違う分野の職場に勤めていれば、また新たな分野のリハビリについて知る事ができます。
転職をすることなく新たな分野のリハビリを知る事ができるのはとても価値があり、自分が患者さんに提供する事ができる情報も増え、大きなメリットになります。
以上が、意外と語られることのないメリット5選です。少しでも理学療法士同士の結婚に前向きになって頂けたら嬉しいです。
お互いが働く事が前提のため、専業主婦志望の方には少し後ろ向きな内容になってしまったかもしれませんが、お互いが余裕を持って暮らしていくためには何らかしらの方法でお金を稼ぐ必要があります。
あなたが素敵で楽しい家庭が築けます様、祈っています!私も理学療法士夫婦ですが、柔軟に働いていきたいとおもいます。