何かが塵積もり、そして何かのきっかけやタイミングで理学療法士としてのお仕事の退職や転職を検討する方は多くいます。理由はどうあれ、自分の今いる環境を変えてみる経験は遅かれ早かれ誰にでも起こりうる事です。そして、お若い方ほどその決断が早く行動力もある印象です。
しかし、いざ上司に転職や退職を相談してみると「今の状態で転職しても大変だよ」「ここでもう少し経験を積んだほうが良い」「今理学療法士を辞めたら路頭に迷うよ」などと止められたというケースは多いのではないでしょうか。
こちらのサイトでは、私たち理学療法士夫婦が色々なスタッフから「今の仕事を辞めたい、転職したい」といった相談を受け、実際にその人その人に必要と思われたアドバイスをまとめてみました。
実を言うと私も20代で勢いよく理学療法士を退職・転職をした人間の一人です。勢いよく行動してしまったことについて反省はしていますが後悔はしていません。
しかし、行動する前にもっと色々知っておきたかったという気持ちはあります。このサイトで書いている記事一つ一つは、過去の自分へ向けたメッセージでもあります。
目次から必要な箇所に飛べるようになっているので、同じような境遇にいらっしゃる様であれば、ご覧ください。
ケース別【今すぐ辞めたい、転職したい】4種類の理学療法士
まず、仕事を辞めたいと感じたり、転職したいと感じる理学療法士にはよく見られるケースがあります。その特徴にまつわる問題点・対策については事項でまとめています。
- 理学療法士が思った仕事と違ったため、退職して違う仕事(起業を含む)をしてみたい
- 給与が安いから
- ここでは理学療法士としての自分の力が認められない(管理職につけない)
- 仕事が忙しすぎて時間がないため(プライベートや家庭に支障をきたしている)
ケース別:問題点と改善策・対処法
それではここから、ケース別に具体的にどのような事が問題となってきやすいか、そしてその対処法について重ねて書いていきます。
①理学療法士が思った仕事と違ったため、違う仕事(起業を含む)をしてみたいから
- 自分が本当はどのような仕事が向いているのか、実はまだあまりピンときていない→自分にあった仕事の見極める方法について知り、考える時間を作る
- 理学療法士を退職したとしても税金の支払いは継続して必要であることを知らない→退職しても生じる税金について学ぶ
- 起業をしてみたいが、どこから始めればいいか説明ができない→起業するまでの主な流れを学ぶ&収益が安定するまでは、パートやバイトの併用を検討する
②給与が安いから
- 今いる場所の給与が他の理学療法士の働く場所と比較してどれくらい差があるのかよくわかっていない→診療報酬から、今の理学療法士がもらえる妥当な給与について学ぶ
- 転職先でも給与はさほど変わらない事が多い→どのような働き方でどれくらいの収入が得られるのか目安を学ぶ
- 給与が高いという理由だけで訪問看護ステーションに転職してしまい、後々後悔する可能性がある→既に訪問看護ステーションの診療報酬に締め付けが始まっていることを知る&訪問看護ステーションで働くメリットとデメリットを学ぶ
③理学療法士としての自分の力が認められない(管理職につけない)
- 自分の働いている庭を理解しきれていない→医療や介護の診療報酬および改定について学ぶ習慣をつける
- 転職してもなぜか認められない結果、また転職を繰り返す→自分が必要と思う事だけを頑張ったからといって役職がつくわけではないことを理解する
- 管理職につけるかどうかに、年齢と経験年数はさほど関係がない→理学療法士の管理職に求められるスキルについて学ぶ
④仕事が忙しすぎて時間がない(プライベートや家庭に支障をきたしている)
- なぜか次選んだ職場もさほど忙しさに変わりはなかった→時間に余裕のある職場の探し方を学ぶ、転職を決める前に必要な業務内容についてきちんと確認する
- どのような働き方で時間に余裕ができるのかよくわからないまま転職してしまう→副業やパート(非常勤)も視野に入れてみる
「転職したい(退職したい)けど、何を考えたらいいのかわからない、どこから始めたらいいのかわからない」などと思い悩み行動できない状況が一番辛いところかと思います。
しかし、よく考えて行動できるタイミングが早ければ早いほど、未来の自分の幸せにつながると思います。このサイトでは、なるべく早く行動に移せる様、順に読み進めていけるロードマップと、転職や退職を考える際に役立つコラムで構成されています。
ロードマップについては時間に余裕があれば順に読み進める事をおすすめしますが、各記事自体は初見でもある程度理解できるように内容を噛み砕いて説明しています。
あなたに役立ちそうな記事があれば、引き続きどうぞご覧ください。