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訪問リハビリのバイト

【訪問リハビリ】理学療法士、週1回のバイトでも稼げます

【訪問リハビリ】週1回のバイトでも稼げます

 どうも、こんにちは。

 訪問リハビリで週3回働いているパート理学療法士のなつ子です。

 理学療法士であれば、休日に訪問リハビリでバイトすることを検討した事のある方は多いのではないでしょうか?

 こちらの記事では、週1回の訪問リハビリのバイトは稼げますというお話と、稼げるけど知っておかないと後々後悔するかもしれないこともあるので、そちらについて解説していきます。

 訪問リハビリのパートやバイトをお考えであれば、ぜひご覧ください。

訪問リハビリは週1回でも稼げます

稼げる理由は診療報酬にあり

 訪問リハビリの診療報酬から発生する収益は以下の通りです。

 要介護者への訪問看護のリハビリ 297単位/回 20分あたり2,970円

 要支援者への訪問看護のリハビリ 283単位/回 20分あたり2,830円

 医療保険の患者への訪問看護のリハビリ 1回(40分〜90分まで)5,550円

 ※この料金は全国共通です。

参考:厚生労働省ホームページ

・令和3年度介護報酬改定の主な事項について

・令和2年度診療報酬改定の概要(在宅医療・訪問看護より)

 訪問リハビリの場合には、車のガソリン代や駐車料金を除いて、リハビリ中に消耗するような経費はなかなかありません。つまり、発生する収益に対しての利益率がとても高いのです。

 これが、訪問リハビリの報酬に対して、リハビリスタッフに還元される給与が多くなりやすい理由と思われます。

週1回の訪問リハビリのバイトでどれくらい稼げるの?

 多くの訪問リハビリ事業所の場合、パート(非常勤)として勤務すると、給与は【件数制】の給与形態を取っているケースが多いです。

 件数制の場合には、40分のリハビリで大体3000〜4000円(平均3500円)、60分のリハビリで4000円〜4500円(平均4250円)の給与をもらえるケースが多いです。

 ※訪問リハビリの時給や件数についての平均給与の統計データを得る事ができなかったため、上記の平均給与は私個人が求人情報から得た概算であることをご了承ください。

 1日60分の訪問3件、40分の訪問3件、合計6件の訪問リハビリをこなすとします。

 すると、1日の収入は 23,250円 です。1日のバイトでこの収入を考えると、結構稼げますよね。

訪問リハビリのバイトの始め方

まずは普段自分が提供している単位数を調べよう(医療保険の場合)

 訪問リハビリは、介護保険サービスとしてリハビリを提供するケースが多いと思いますが、

 特定疾患のご病気を持っている方の場合には、医療保険で訪問リハビリを提供するケースがあります。

 体感としてはかなり少なく、5〜10件にお一人の割合です。

 ここで留意しておくべきことは、もしあなたが普段医療保険でのリハビリを提供している場合には、週に提供するリハビリの単位数が108単位を超えないようにしなくてはいけません。

 稀なケースではありますが、常勤として普段勤務している場所で医療保険でのリハビリをきっちり取得している方の場合には、その旨を訪問リハビリの事業所に伝えましょう。

勤務先が副業OKか調べよう

 副業が禁止の職場はそんなにないと思いますが、「副業はOKだけど、するなら教えてね」という病院や事業所は多いはずです。

 副業の報告が不要な勤務先を除いては、バイトをする時には注意が必要です。理由は、勤務先にバレた時に何か懲戒処分など不利益をこうむる可能性があるためです。

 では、どうしたら勤務先にバイトや副業をしていることがバレるのか?その多くの理由は、住民税の変化です。

 住民税は、前年度の収入によって決められているので、同じ給与の職員と給与明細を比べた時、「別で収入を得ている人」の住民税は高くなるという現象が生じるのです。

 また、住民税が変化しなくてもバレる事があります、それは、自分自身で他のスタッフに副業を漏らしてしまった場合です(SNSでのリークなどを含む)。こちらについては、なるべく口外しないように気をつけましょう。

副業NGの場合は?

 先ほど、住民税が増えて職場にバレる恐れがあるという話をしました。

 そこで、副業がNGの場合には、バイト先で得た収入に対する住民税は「自分で納める」ことにより、住民税が増えることによる副業やバイトバレを防ぐことができます。

 住民税を自分で納めたい場合には、副業やバイトで収益が出た年から確定申告を自身で行い、「副業分の住民税は自分で納付」しましょう。

 ちなみに、そのような場合には白色申告書という書く欄が少ないタイプの申告書で大丈夫です。

転職サイトにて訪問リハビリの事業所を探そう

 まずは転職サイトで訪問リハビリの事業所を探しましょう。

 おすすめの給与形態は、件数制です。理由は、よほど移動時間が長くなければ、その方が稼ぎやすいからです。ちなみに病院よりも事業所の方が件数制を取っている場所が多いように思います。

 勤務する場所は、面積に対して人口密度が多い地域がおすすめです。訪問先から次の訪問先への移動時間もとても大事なので。参考の一つとしてください。

 訪問リハビリでは、電動自転車、原付、車が主な移動手段ですが、多くの場合は電動自転車または原付が主な移動手段となるでしょう。 

週1回訪問リハビリをする上での注意点

病院勤務の場合、取得単位に気をつけよう

 冒頭でもお伝えした通り、普段医療保険でリハビリを提供されている場合には、取得単位に注意しましょう。

 基本ベースは週108単位です。これを超えた医療保険でのリハビリの提供はできません。

 普段からきっちり108単位を取ることを目指している場所に勤務している方は、医療保険の利用者さんは担当としてふらないようにお願いしましょう。(その点は事業所の方が気にかけてくれるとは思いますが)

時給制か件数制か?状況によるがおすすめは【件数制】

件数制のメリットデメリット

メリット:件数をこなせれば断然稼ぎやすい。わかりやすい。空いた時間を自由に使える。

デメリット:利用者がお休みになればその件数分は無給となる。利用者の入院や休みが重なったりすると収入に波が出てしまう。

時給制のメリットデメリット

メリット:拘束された時間は稼げる。件数に対して移動時間が極端に長い場合はこちらの方が稼げる可能性がある。

デメリット:よほど訪問の効率が悪くなければ、件数制より稼ぎにくい。リハビリをしていない時間も給与が発生することから、空いた時間は事業所にいなくてはならない。

週1訪問リハビリを始めると、研修に参加しにくくなります

常勤の場合、事実上のおやすみが週1日になってしまう

 常勤で他の病院に勤務されているような方が、訪問リハビリを始める場合、土曜日にバイトを検討する方が多いと思います。(もちろん平日休みの方は別です)

 土日は、研修が開催されることが多い曜日のため、ふと「研修に参加したいな」と思った時に、訪問のバイトがあるために参加しにくくなります。

 一応バイトなので、休めないこともないですが、休みの時には他の方に代わりに訪問してもらったり、別日にリハビリを変更する必要が出てきます。

 そうなると、他の方に訪問してもらうために、申し送りを書いたり、自分が休みの日の利用者さんの訪問日程の調整しないといけません。休もうと思うと結構大変ですよ。

過労にご注意を

 多くの方が、週2日ある休みのうちの1日を使ってバイトをしますが、単純に考えれば休みが半分に減ることになります。過労で体調を崩さないように注意しましょう。

 忘れてはいけないのが、毎月やってくる報告書や計画書の作成です。週1回のバイトとなると、月に勤務する数少ない日(つまり月4日のいずれか)で報告書や計画書を作成することになります。

 そんなに手間のかかるものではなりませんが、訪問リハビリをしてその日の仕事終了!ということは稀なのでご注意を。

 つまり、週1回ですが、その週1回はガッツリ働くことになるということです。とはいえ、そんなに残業することはないと思います。大体1日あたり1時間くらいの残業を想定すれば良いと思います。

まとめ

訪問リハビリは稼げます

  • 件数制の場合、40分のリハビリで3500円、60分のリハビリで4250円
  • 1日余裕を持って6件回るとしても、1日大体20,000円は軽く超えます。

週1回の訪問リハビリのバイトをする際の留意点

  • 取得単位に注意!訪問リハビリ基本的には介護保険でのリハビリがほとんどですが、利用者が特定疾病の場合には医療保険でリハビリを提供する場合があります。
  • 普段の勤務先がバイトOKか調べましょう。難しければ、対策を練りましょう。
  • 効率的に稼ぐなら、【件数制】がベスト!
  • リハビリ業務の他、毎月報告書と計画書は利用者ごとに記載をする必要があります。

週1回の訪問リハビリは稼げるけど休みを取りにくくなります

  • 訪問リハビリは個人担当制となる方も多く、自分が休もうとすると日時調整や申し送りが少し大変です。
  • 上記の理由から研修会などには参加しにくくなります。

週1回の訪問リハビリを始めたいのなら、まずは検索を

  • 病院に付属している訪問リハビリではなく、株式会社の訪問リハビリ事業所がおすすめです。
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